エネルギー貯蔵セミナーは、広島大学エネルギー超高度利用研究拠点(HU-ACE)と、公益社団法人化学工学会エネルギー部会の共催により開催されます。
本セミナーでは、脱炭素社会の実現に向けて鍵となる「エネルギー貯蔵」の最前線に迫り、最新の研究成果や技術動向をなどの関連情報を提供、共有し議論を深めていくことを目的としています。様々な立場からの知見を共有し、今後の方向性について議論を深める貴重な機会にしたいと思っております。
第4回は、北海道大学工学院 空間性能システム専攻 環境システム工学研究室 博士研究員 賀 方(ガ ホウFang HE) 様にご講演を頂きます。
賀 方様は、吸着式ヒートポンプ(AHP)や再生可能エネルギーの有効利用を中心に、持続可能なエネルギーシステムの開発に関する研究に取り組んでおられます。特に、天然メソポーラス材料を用いた低コストで高効率な吸着式ヒートポンプの性能向上や、建物への応用、さらに淡水化技術の開発に関する数値解析および実験的な検討を行ってこられました。また、熱回収や物質回収によるシステム性能の最適化にも取り組んでおられます。今後の研究の進展と実用化への貢献が期待されています。
研究者・技術者・学生・行政関係者など、エネルギー・環境に関心のあるすべての方のご参加をお待ちしております。
📅 日 時:2025年7月17日(木)16:30~18:00
📍 会 場:オンライン(Zoom)
💴 参加費:無料
【プログラム】
挨拶 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
解説 広島大学大学院先進理工系科学研究科 助教 張孟莉
講演 北海道大学工学院 空間性能システム専攻 環境システム工学研究室
博士研究員 賀 方(ガ ホウFang HE) 様
「低炭素社会に向ける吸着式ヒートポンプの実用化研究」
現代社会において快適な生活環境を維持するためには、冷房や暖房が不可欠となっており、それに伴って多くのCO₂が排出されています。こうした背景のもと、**低温熱源や廃熱を利用して冷熱を供給できる「吸着式ヒートポンプ(AHP)」**の研究開発が進められてきました。しかしながら、性能が十分でないことや、本体が大型であること、さらにはコストが高いことなどの課題により、AHPは未だ広く普及していないのが現状です。本研究では、低炭素社会の実現に貢献することを目的として、AHPの実用化に向けた取り組みについてご紹介いたします。
司会 広島大学大学院先進理工系科学研究科 助教 張孟莉
📩 参加をご希望の方は、以下の内容を明記の上、メールでお申込みください。
件名:「エネルギー貯蔵セミナー参加希望」
宛先:bprc@hiroshima-u.ac.jp
メール記載事項(1~3必須):
1.参加希望セミナー:7月17日 第4回エネルギー貯蔵セミナー
2.お名前:
3.メールアドレス:
4.メッセージ(任意):
【お問い合わせ】
広島大学大学院先進理工系科学研究科
エネルギー超高度利用研究拠点(HU-ACE)
📞 TEL : 082-424-5762
📠 FAX : 082-422-7193
✉ Email : bprc@hiroshima-u.ac.jp(※ * は @ に置き換えてください)