地中熱セミナーは、広島大学エネルギー超高度利用研究拠点(HU-ACE)の主催で開催するものです。
HU-ACEでは、地中熱利用に関する理解を深め、知見を共有することを目的に「地中熱セミナー」を定期的に開催しております。本セミナーは、カーボンニュートラル社会の実現に向けた重要な技術のひとつである地中熱利用について、基礎から応用、最先端の研究・実装事例まで幅広く取り上げ、分野横断的な議論を深める場を目指しています。地中熱分野に関心をお持ちの皆様のご参加を心よりお待ちしております。エネルギー利用の未来を共に考え、議論する貴重な機会となれば幸いです。
第13回は、山梨大学大学院 総合研究部 工学域 機械工学系 准教授 舩谷俊平 様にご講演を頂きます。
舩谷様はコストと汎用性に優れた新たな地中熱空調方式を提案し、現在実用化を目指した研究開発を行っておられます。通常の空冷式室外機を活用した地中熱と大気熱のハイブリッド運用が可能なシステム構成である他、従来方式に比べ浅い地層に水タンクを埋設することで掘削費用の大幅低減が見込まれるなど、リーズナブルかつユニークなシステムとして注目されています。本講演では、システム開発の経緯や実証実験の様子など、今後の地中熱の本格普及を見据えたご講演をしていただきます。
以下の日程で開催しますので、是非ご参集下さい。
日時 2026年1月15日(木)16:20~17:50
会場 オンライン
参加費 無料
プログラム
挨拶 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
解説 広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授 金田一 清香
講演 山梨大学大学院 総合研究部 工学域 機械工学系 准教授 舩谷 俊平
「室外機熱交換器を簡易改造し浅層埋設水タンクに接続した超低コスト地中熱エアコンの開発」
従来のエアコンに最小限の改造を加え、室外機熱交換器の下流に浅層埋設水タンクを接続したハイブリッド型地中熱エアコンについて紹介します。地中熱システムの課題であった高額な掘削コストを削減しつつ、冷房運転のCOP(成績係数)を従来型エアコンとの相対比で約20%向上させることが初期実験で実証されました。システムは施工分離が可能で普及促進に有利であり 、今後は埋設深度およびタンク容量の最適化と長期実証が課題です。
司会 広島大学大学院先進理工系科学研究科 准教授 金田一 清香
【参加希望の方へ】
メールに、以下4項目(1-3は必須)を転記の上、件名に「地中熱セミナー参加希望」と記載の上、bprc@hiroshima-u.ac.jpまで、ご送付ください。
1.参加希望セミナー:1月15日開催、第13回地中熱セミナー
2.お名前:
3.メールアドレス:
4.メッセージ:
【お問合せ先】
広島大学大学院先進理工系科学研究科
エネルギー超高度利用研究拠点
TEL : 082-424-5762
FAX: 082-422-7193
Email : bprc * hiroshima-u.ac.jp (注: *は半角@に置き換えてください)
