■第93回広島大学バイオマスイブニングセミナー(第80回広大ACEセミナー) を共催しました。
日時 2021年4月21日(水)16:20~17:50
会場 広島大学東広島キャンパス工学部109講義室
プログラム
解説 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
講演 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦
「家畜排泄物からのアンモニア分離とメタン発酵による高効率発電」
家畜排泄物には窒素が多く含まれており、メタン発酵の時にアンモニアが生成されるために発酵の阻害を起こすことが知られています。そこで、あらかじめ高温高圧の水で処理をし、アンモニアを生成してからこれを分離、発酵阻害のないメタン発酵を行うことを検討します。アンモニアは電気分解をすることによって水素に変換することができ、さらにこの水素をメタン発酵の生成ガスと混合して発電することで効率の高い発電が期待できます。
講演 合同会社リトカ研究者工房 社長 望月 和博
「地域バイオマス持ち込みシステムとスマートバイオマスネットワーク」
本講演では、地域内に存在する多数のバイオマス発生源から効果的にバイオマス資源を収集し、同じく地域内で稼働する複数のバイオマスエネルギー利用事業や個別利用者を結ぶスマートバイオマスネットワークの構築を目的として実施した調査研究の結果を紹介します。広島県北広島町における木質バイオマスと廃食油の利用に着目し、住民参加型の地域自立システムとして評価・検討を行いました。
司会 広島大学大学院先進理工系科学研究科 教授 松村 幸彦