皆様、広島大学バイオマスプロジェクト研究センターの活動に関していつもお世話になっています。ご存じの通り、私どもは原則として広島大学で月に1回イブニングセミナーを開催しています。
広島大学という立地の事情もあって、なかなか遠方の方に来ていただいてご講演いただくこともできなかったのですが、このたびの新型コロナウィルス対応で、ネット会議環境が整ってきました。特に、Zoom 利用者の増加により、遠隔会議を容易に開催することが可能になってきています。
私どもは、この機会を生かして、これまでご講演をお願いできなかったバイオマスを代表する先生方にお話を伺い、ディスカッションを行う機会を設けたいと考えました。ただし、資料の事前郵送や、講演いただく先生への謝金などを考慮して、従来とは異なり、参加費をいただいた形で、事前登録者に限って開催します。
通常の無料のバイオマスイブニングセミナーの何回かをプレミアムセミナーとし、その頻度は3ヶ月~半年に1回程度を想定しています。今回、第7回を2022年10月20日に企画しました。
第7回は一般社団法人日本微細藻類技術協会(Institute of Microalgal Technology, Japan, IMAT)の野村純平様にご講演を頂きます。微細藻類を用いた再生可能燃料生産は、特に航空機燃料の分野を視野に入れた研究が進められています。しかしながら、多くの報道がなされているものの、その全体動向をまとめて理解する機会はあまりありません。本セミナーでは、同協会で事務局長を務めておられる野村様にこの技術開発の動きを整理して紹介をいただきます。
以下の通りに開催します。是非ご参加いただければ幸いです。ディスカッションの時間も長めに取っています。意見交換の場としてもご活用ください。
日時:2022年10月20日(木) 16:30-18:00
場所:ZOOM オンライン(参加登録者に直接ご連絡させていただきます。)
主催:広島大学バイオマスプロジェクト研究センター
共同主催:中国地域バイオマス利用研究会、広島大学エネルギー超高度利用研究拠点
参加費:3000円(中国地域バイオマス利用研究会メンバーは無料)
参加申込サイト:こちらから→
参加申込及び参加費振込締切日:2022年10月11日(火)
*資料は講演者の著作権保護を含めた拡散防止のために事前郵送とさせて頂きます。ご了承ください。参加費取り扱いはエネルギー高度利用研究会に委託しています。領収書は予稿原稿とともに発送します。
【プログラム】
司会・解説:広島大学バイオマスプロジェクト研究センター長 松村幸彦
16:30-16:35 解説
16:35-17:20 講演:
一般社団法人 日本微細藻類技術協会 事務局長 野村 純平
「微細藻類由来SAFの産業化を目指した国内外の動向と注目技術領域について」
国際航空運送協会(IATA)が昨年10月の年次総会で「2050年までにCO2排出量を正味ゼロにする」という厳しい条件設定を実施し、各国がその実現に向けて活動を続けています。本セミナーでは各国の動向と、水熱液化、ゲノム編集技術等の最新状況について紹介し、微細藻類由来バイオマスを活用したSAF生産の実現可能性について整理します。また、当協会が広島のCR実証拠点にて実施している産業化に向けた取り組みについても紹介いたします。
17:20-18:00 ディスカッション
【お問合せ先】
連絡先:〒739-8527広島県東広島市鏡山1-4-1
広島大学大学院先進理工系科学研究科 工学部A3棟事務室気付
広島大学バイオマスプロジェクト研究センター
中国地域バイオマス利用研究会
TEL・FAX:082-424-5762
Mail : bprc*hiroshima-u.ac.jp(注: *は半角@に置き換えてください)
■ 2022年10月11日までに参加申込みと支払いをお願いします。